大学受験 「阿部くん」

憧れ続けた慶應義塾大学に合格! 阿部健太郎くん

あべけん!本当におめでとう。よく頑張りました。 君がうちの塾に入ったのは中学校3年の12月、私立高校入試まであと2ヶ月という切羽詰まった時期でしたね。そんな時期にもかかわらず英語の文章が読めずに大分苦労しました・・・。

最初の奇跡:大手塾の入塾試験に不合格
それまで長年通っていた塾で成績は全く上がらず、高校入試も間近にせまった中学3年の12月に一大決心で大手集団塾の入塾試験を受けました。しかしこの入塾試験すら不合格、藁をもつかむ思いで自立学習指導会に駆け込んできました。
あと2ヶ月、しかも私立一本と無謀にも思える受験でした。
一番の課題だった英語は、イディオムの覚え方・文法問題の取り組み方・英文の読解方法から実際に問題を解くときのコツまで私が与えたものはすぐに吸収し、見事第一志望の桐蔭学園(しかも理数科!)に合格しました。
これが最初のの奇跡でした。

部活に明け暮れた高校生活
短期間で苦手だった英語の力を大きく伸ばし、徐々に自立学習のスタイルを身につけてきた阿部くんの次の課題は部活との両立でした。 運動部に所属した彼は、毎日ハードなスケジュールに追われていたので最低限の課題すら進められず、案の定、常に定期考査では中の下といった感じでした。 そういった成績とは裏腹に、彼の中では『慶應義塾』というはっきりしたキーワードが常にあり、そんな状態でははっきり言って『叶わぬ夢』でした。 私たち指導者側としては「能力はあるのにもったいない」ともどかしい気持ちでいっぱいでした。 このペースでは何年勉強したところで、いわゆる中堅大学さえも手に届かないことを懸念して、まず部活を辞めるようにと散々言って聞かせましたが、なかなか彼の心に響くことはありませんでした。 そして高2の2月の模試。 なんと英数国の偏差値30台のトリプルスリーを叩き出してしまったのです。 さすがに本人も顔面蒼白、そこから阿部君の受験勉強がやっと始まったのです。

憧れの慶應義塾への扉
意識は受験に向かったとしてもまだまだ部活は続けていたのでまずはなんと言っても勉強時間の確保が課題でした。 具体的に合格までのプロジェクトを作成し、それを効率的に遂行させる事だけを実践させなければなりませんでした 少ない勉強時間でもこちらが与えた大量の勉強量をなんとかこなし、少しずつ形になってきました。 高3の5月には英語の偏差値が50台まで伸び、ようやく明るい兆しが見えてきました。 とは言っても目指すは慶應。 その科目もまだまだ世の中の必死に頑張っている受験生たちの足元にも及ばないのが現実でした。 添削していても薄っぺらい内容の小論文。 一所懸命に暗記しても一向に点数に結びつかない世界史。 彼も私もお互いに苦虫をかみしめていました。 夏の模試では英語の偏差値が60を超えてきましたが世界史が大きく足を引っ張り、判定はEのまま変わらず。 ただ秋口からの徹底的な過去問演では大分点数を伸ばしてきたので、一発大逆転を予感させるものもありました。 1月 センター試験での大失敗。 2月 他大学から入試が始まりました。 本命の試験日の直前に続く不合格の知らせ。 本命では英語は手応えがあったものの、小論文は途中までしか書ききれず・・・。 中堅校1校は合格しました。 しかし今までの遅れを取り戻すには時間が足りなすぎました。

スロースタートの春
やはり憧れは捨てることなく彼は浪人の道を選択しました。 私の経験上、現役生は後半の追い上げがとてつもないので、浪人生はスタートダッシュが何よりも大切です。 ・・・が、のらりくらり。 もどかしい。。。 あんなに勢いに乗っていた英語は毎日ちょこっと目を通すくらい。 頑張っていたのは1月の時点で偏差値70に迫る勢いだった世界史だけ。 案の定、4月の模試では総合偏差値は60そこそこ。 私が求める75以上(浪人生は最初が一番偏差値を稼ぎやすい)にはほど遠く、またもやもどかしさを感じていました。 ただ、浪人生は生活リズムを整えるのが何よりも大事。 焦らずぐっと堪えて、しかし多少うるさく口を挟みながら夏までのプロジェクトをこなしてきました

栄冠への道
やっとエンジンがかかり朝から夜中まで塾で缶詰だった夏期講習・・・ とにかく問題演習に明け暮れた冬期講習・・・ そして1月・・・ 欲を言えばまだやって欲しいことはたくさんありましたが、着実に力が付いているのは目に見えて分かりました。 2度目のセンター試験では出願した志望校を総なめしてしまいそうな予感がしました。 結果は。 4校中1校のみ合格。 しかも前年と同じ大学・・・。 さすがに私もショックでした。 めげました。 しかし、彼は戦い続けているのです。   「大丈夫です!何とかしますから!」と気丈に振る舞う彼。 昨年あれだけ悔しい思いをして、満を持した今年も惨敗となって心中穏やかな筈などないのに。 強い! 本当に努力して力を付けた者の強さを目の当たりにして私は一瞬でも彼を信じられなかった自分を責めました。 と同時に合格の知らせを確信を持って迎えようと心に決めました。 2月11日 中央大学 全学部入試 合格 2月11日 中央大学 文学部 合格 2月23日 慶應義塾大学 文学部 合格 今はうちの講師としても活躍してくれています。